2010/07/24

グッバイ ドリーミー

今日やるべきこと、明日やるべきこと、今月中にやるべきこと、
その後にやるべきこと、
毎日全部書き出して、実行して、わたしは日々ただそれだけを繰り返している。
夜寝る前に必ずやることはまず、明日やるべきことを頭に叩き込むこと。
そしてフラットに始めたい明日のために、必ず部屋のゴミ箱を空にしてから眠りにつく。


ちょっと気持ち悪いでしょ。
実際人に話すと「うわー・・・」という反応をされる。
わかります。もし周りにこんな人いたら私もちょっと引く。
「頭正気ですか?疲れない?」と思う。
でも私はそうなのですな。
一年のうち10か月はほとんどそういう風に過ごす。
もちろん「こうしよう」と決めても出来ない日はあるよ。
でも何もしないで過ぎた日であろうと、明日何をするかは絶対に書き出す。
(ちなみにあとの2ヶ月は、完全抜け殻状態。何もしない。全身の力が抜け、つけが回ってきたようにただぼんやりしているだけ。世で俗にいう、反動。実に人間らしい。)



こんな詰め込み癖はいつからだろう?



きっとそれは、自分は作ることが生きることなんだと自覚した時から。
それと同時に私は、日々という尊く美しい生の時間と引き換えに、死に向かって一瞬も止まることなく心臓が音を刻んでいることを理解したのです。
それは小さな自分にとってとてつもない恐怖でありながら、受け入れざるを得ない事実だった。


どうしようと思った。
どうしようと思って、そうして始めたのが冒頭に述べた、ひたすらやるべきことを書いてやっていくという方法だった。


「日々自分を丁寧にチェックしなさい。」
「生きる、生きさ加減、それをいつも考えなさい。」
「絶えず今日。」
「情熱を失わずにいること。」
「青い鳥などいない。」
「夜は明けない。輝かしい未来など来ない。それを受け入れろ。」
これまでに出会った大切な恩師達が教えてくれたこと。


これから2週間ほどかな、制作が佳境のため
わずかな間ですがblogやtwitterを休止します。


レコーディング スタート目前です。


信じていたバンドをやめる時に決めた。
「もうふわっふわした夢物語やら甘いことはやらない。」


地に足をつけて、現実の中でどう生きようか、
この薄汚くて死にたくなる世界でどうやったら希望をもてるのか、
闇を討てるのか?
私が本当にすべきことはなんなのか、
生きるための音楽って何だ、生かすための音楽って何だ、
ただそれだけを考えて曲を作ってきた。


一人になりたくない。誰かを一人にしたくない。


うまく使えないカスカスの消えそうな声が、
望みもしないのに勝手に強く歪んでくれちゃって、えぐるような音ばかりするギターが、
いつまでも自分にまとわりついて取れない意味が何なのか、
音楽音楽ばかり言ってそれで、
結局それでどうすればいいのか どうしたいのかやっとわかった。


まだ何かが変えられるはずだと信じている。


そうでしょう?


だから今やってる音楽は凄く血なのさ。
読んでくれてありがとう。
また、会いましょう!ラブ!

ここ数日の動き

21日

日中、監督邸にて監督&助監督とPV打ち合わせ。
構成をつめる。だいたいアイデアがまとまる。
監督の振舞ってくれたお手製カレーがおいしくて、のばら4杯完食。怪物。



東京・ロンドン、アートバンクプロジェクトの打ち合わせ。
ディレクター二人と共に新宿カフェディナー。
制作途中のwebやブランドイメージとして撮影した写真を見せてもらう。
自分が作らせてもらったグラフィックもはめ込まれていて感動!素敵素敵!
今月中にwebが出来るそうですよ。出来たらお知らせします。


それと、なぜか後半ディレクターから急に「じゃあnobaraちゃんのインタビュー取らせてね」と
急遽インタビュー取材になり(不意打ち!)
これまでの制作と今の活動とこれからについて、一人延々としゃべりまくった。
これもいつの日かweb上で記事になるようです。


22日
朝から久々に美術館へ。国立新美術館。オルセー見ました。
印象派の絵ってドラマチックな色彩と揺れ動く筆遣いのせいだろうか、
絵が動く、物語が広がる、音が鳴る、部屋で楽譜がわりに画集を広げたらいくらでも曲ができそう、
そんなかんじ。すばらひー。。
リフレッシュ!


夕方
アルバムリード曲のプリプロのためリズム隊スタジオ。
どんどん良くなる。充実したひととき。


曲をみんなで作るということは曲ができることだけが嬉しいんじゃなくて
たとえばスタジオの帰り、駅前で「じゃあまた」と言った後に再び立ち話がはじまったり、
なんか 一緒にいること自体がたのしくて嬉しくて
無性にニコニコしちゃったり ワクワクしたり
そういうのが本当にしあわせです。



高円寺ハイへ。ライブを見る。
ステージを見上げながら、あのステージで自分もやってたんだなぁと思うと色々思うところあり。
あの頃は無我夢中でわからなかったけど、今になって「きっと客からはこう見えてたんだろう」と冷静に分析し思い返せることが多々あったり
「今度ライブをやるならこうしたな」 と次について情熱的に思えたり
行ってよかった。


ライブ後 深夜から明け方にかけて
久々に高校からの友人に会う。
おしゃれでハイパーで母性のある彼女。
そんな友人に、自分のwebのビジュアルを手伝ってもらうため打ち合わせ・・・
正確には打ち合わせという名のワイワイお泊り。
「いま作りかけの画像がこうだから あとこういう感じとかあるといいかも」「はいよー」と、
肝心のwebの話は10分もせずに終わり。
あとは高校時代に戻ったみたいに、
のばらが「夏だから遊びたい。流しそうめんがやりたい。」と言えば、
友人は「いいねいいね!あっじゃあちょうど元彼が置いてったギターがあるからそれ使ってスイカ割りもやろう!」
と 相変わらずの自由な会話を繰りかえし。
パジャマに借りたTシャツが忍者のプリントだったり。とてもとてもたのしかった。


23日
朝からおなじみのプレイヤーとスタジオ。ドラムアレンジ。
ziziが来てくれて、具体的な指示がとぶ。
「三点はパターン固定で、そこ裏は必ず入れて、云々かんぬん」
横で「すごいわかりやすいなー」と思いながら聞いていた。
この日ものばらさんは「もっと赤!赤だな。血がどーん!」
「たむたむ混ぜて、そうだなぁ、ジャマイカに寄って?」
「それでいいよそんな風味ー!あとは自信で完璧さ!」など言っていただけです。


昼過ぎから夕方にかけてはハープさんとスタジオ、
ピアノとハープを絡ませて、セッションのノリでアレンジを作っていく、
言葉が多くいらないスタジオでした。それは究極なのです。


夜は急いで帰宅して途中からトトロ鑑賞。


よく動いた。うしゃしゃ。そんなここ数日の動き。


読んでくれてありがとう!