2010/10/28

第六回



歌鳥について



このアルバムを作っている最中ずっと 頭の中に鳥が
一羽じゃなくて いっぱいの鳥が
歌っていても 鳥が


鳥って
意外と苦手な人も多いようだけど
超えていくものの象徴のような気がして夢があるなあって
それでいて リアリティ
私は好きです


鳥って
前を見て飛ぶよね 後ろ向いて飛んでる鳥は見たことが無いな
自分の羽で飛ぶよね ちゃんと風に乗って
鳥がかわいいとは思わない むしろ やや怖い
だけど美しいと思う
翼が素敵 でもあまり頑丈そうではないね
人間が踏みつけたら折れそう
だけど 踏まれそうになっても飛べるから大丈夫か
翼はきっと疲れるけど いろんなものをもたらすんだろうな


歌は私にとってちょっとした翼かなぁと思うよ
私の歌は綺麗じゃない いびつで不恰好 安定感も無い
パワーもそんなに無い どこまで行けるかわかんない
でもそれを 力いっぱいにバッサバッサやって飛ぶんです


歌って漢字は可能の可を2つも書いて
そのうえ欠かせないの欠とまでついている
だから私は歌のことを「ふかけつ」とよんでいます
ふかけつを重ねて翼にする
飛ぶときは一人です
RECブース 轟風の中
歌鳥飛んだよ



つづく
(だんだん近況に追いついてきたぞ!)